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日本映画101年 ―未来への挑戦―

山田和夫=著

定価2,200円(本体2,000円)

出版年月
1997年9月
ISBNコード
978-4-406-02535-5
仕様
0074/ 四六判上製/ 238P
タグ
芸術・生活    文化・芸術・スポーツ   
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黒澤明,山本薩夫,今井正,溝口健二,小津安二郎ら戦前戦後の映画人の情熱とたたかいの軌跡を,秀作の名場面と作品論をおりまぜて描く。戦争への協力と抵抗,映画の斜陽化と復興運動,マルチメディア時代の映像とアニメ映画論なども論ずる。

目次や構成

  • プロローグ  色つきの影絵が動いた!―「写し絵」に託した夢
  • 第Ⅰ部  サイレントの時代
    • 1  日本映画史のはじまり
    • 2  戦争映画ブームから忍術映画全盛へ
    • 3  「活弁」の時代―その明と暗
    • 4  日本映画の社会的めざめと映画的独立
    • 5  映画検閲―天皇タブーの登場
  • 第Ⅱ部  日本映画のめざめ、そして戦争
    • 6  多喜二の「期待」に応えて
    • 7  トーキー時代がはじまった
    • 8  日本独自のリアリズムへ―溝口健二と小津安二郎
    • 9  侵略戦争の素顔に迫る―記録映画の抵抗
    • 10  映画人の魂は生き続ける
  • 第Ⅲ部  戦争から平和へ―新しい出発
    • 11  戦争が終わったとき―戦後の出発点
    • 12  戦後初の禁じられた映像は・・・・・・
    • 13  戦後映画の前進―「大曽根家の朝」から「戦争と平和」へ
    • 14  ハリウッド日本制覇の第一歩
    • 15  東宝大争議へ
    • 16  栄光の一九五〇年代
  • 第Ⅳ部  「高度成長」と「斜陽化」のはざ間で
    • 17  独占への思考と独立プロへの圧力
    • 18  「高度成長」時代がスタートした
    • 19  「戦艦ポチョムキン」の新しい挑戦
    • 20  一九六〇年安保闘争―その映画的波紋
    • 21  アメリカ文化政策の新しい波
    • 22  映画復興の新しい映画運動へ
  • 第Ⅴ部  映像時代の開幕
    • 23  日本初の万国博を迎えたとき
    • 24  「橋のない川」と芸術家の良心
    • 25  日本アニメーション映画の夜明け
    • 26  映画の灯は消さない―大映と日活の闘争
    • 27  一九七〇年代・日本映画界の転換
    • 28  日本映画「右傾化」への反撃
    • 29  政治に映画文化への責任を!
    • 30  「男はつらいよ」・人間らしい映画をめぐって
  • <終章>  新しい世紀への挑戦
  • <表>  戦後の日本映画産業統計
  • あとがき
  • 山田和夫・私の選んだ日本映画ベストテン(一九六九〜九六年)

著者情報

山田和夫