
積年の対米従属が日本経済にもたらしたゆがみを解析! 日本経済のゆきづまりの背後にあるアメリカン・グローバリズムへの追従=「属国ニッポン」経済版をとことん検証する。経済主権の回復と国民本位の経済運営への道を分かりやすく解く。
目次や構成
[目次]
- はじめに
- 第一章 「属国ニッポン」がもたらした経済のゆきづまり
- 日本経済の「構造問題」とは
- 需要と供給の「構造的ギャップ」
- 日米間の資金循環のゆがみ
- アメリカに翻弄されてきた日本経済
- ニクソンとレーガンの対日強硬策
- 「プラザ合意」は日本経済になにをもたらしたか
- アメリカの金融戦略
- 日本経済の「構造問題」とは
- 第二章 小泉「構造改革」がまねく経済危機
- 「あしたの経済学」に明日はない
- 「構造改革」論の破たん
- 破たんから暴走へ
- 第三章 「構造改革」のルーツもアメリカにあり
- レーガノミックスと日本の「構造改革」
- 「構造改革」を世界に広げた「アメリカン・グローバリズム」の波
- アメリカにつき従う小泉「構造改革」
- 第四章 経済主権の回復と日本の未来
- 国民生活優先の内需主導型経済へ
- アメリカン・グローバリズム」との対抗軸
- 「アメリカン・グローバリズム」と世界
- 「グローバル・ルール」の確立を
- アジアとの連帯
- [参考文献]
- あとがき
著者情報
大門実紀史
1956年京都生まれ。日本共産党参議院議員。著書に『「属国ニッポン」経済版』(2003年)、『新自由主義の犯罪』(07年)、『ルールある経済って、なに?』(10年)、いずれも新日本出版社刊。