真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社

メニュー

国際基準から企業、労働、雇用を問う

ルールある経済社会へ

松竹伸幸=著

定価2,310円(本体2,100円)

出版年月
2004年2月
ISBNコード
978-4-406-03066-3
仕様
0033/ 四六判上製/ 220P
タグ
社会    労働、社会保障・福祉   
在庫状況
現在在庫品切れとなっています。

どの国も守らなければならない働く権利の最低基準を定めたILO(国際労働機関)条約。日本で切実さを増す解雇、長時間労働、各種の差別などは、この条約ではどのように扱われているのか。また、この働くルールはどのように発展してきたのかを解説。大企業の民主的規制を実現する「企業の社会的責任論」も、歴史と理論の側面から深く解明する。

目次や構成

[目次]

  • はじめに
  • 第一章 企業の社会的責任論をめぐる二つの流れ
          −−日本共産党綱領の先駆性にもふれて
    • (1) 萌芽 その重要な意義と限界
    • (2) 深化 国民的な闘争と本格的登場
    • (3) 対決 財界の巻き返しと新展開
  • 第二章 働くルールの国際基準と日本
    • (1) 雇用問題 労働者の叫びと世界基準
    • (2) 労働時間 日本の逆行の国際的な位置
    • (3) 差別禁止 大企業の横暴とのたたかいの成果
  • 第三章 女性・青年の固有の願いと世界
    • (1) パート、アルバイトの法と条約の一〇年
    • (2) 青年の雇用と休暇をめぐる世界の動き
    • (3) セクハラ防止へ 国際的動向の一端
      • 資料=EU文書/職場における女性及び男性の尊厳の保護に関する勧告(抜粋)
      • セクシャル・ハラスメントとたたかう手段に関する行動規範
    • (4) 家族的責任条約の意義と各国の立法例
  • 第四章 働くルールはどのように確立してきたか
          −−ILO基本文書と労働時間条約の変遷を中心に
    • (1) ILOの結成と科学的社会主義の運動
    • (2) 反ファッショ闘争の勝利とILOの前進
    • (3) 政治革新の運動の発展と戦後のILO
  • 巻末資料=ILO条約一覧と日本の態度

著者情報

松竹伸幸

1955年生。日本共産党政策委員会外交部長。著書『反戦の世界史』(2003年)、『「集団的自衛権」批判』(01年)、『「基地国家・日本」の形成と展開』(00年)、『日米地位協定逐条批判』(共著、1997年)いずれも新日本出版社刊。