
――没後30年―― いま、あらたに解きあかされる ちひろの心
ちひろのアトリエ
いわさきちひろ=絵 松本猛=文
定価1,980円(本体1,800円)
- 出版年月
- 2004年8月
- ISBNコード
- 978-4-406-03099-1
- 仕様
- 0071/ B5判変型並製/ 126P
- タグ
- 芸術・生活 文化・芸術・スポーツ
一枚の絵にこんな見方があったの!「能」とちひろの世界がつながっていたって、どんなこと!?ちひろに親しんできた人に新しい扉を開きます。ともに絵本制作をした息子にしか語れない“ちひろの世界”。アンデルセンへ、ふるさと信州へ、戦火が続いたベトナムへ、アトリエからちひろの思いが広がります。
目次や構成
[目次]
- Ⅰ アトリエと黒姫
- アトリエ
- 黒姫山荘
- Ⅱ 絵のおしゃべり
- 甘美な調べ
- モデルはだれ?
- 詩と絵
- 実感
- 時の流れ
- 絵と音楽の響きあい
- 五人の子どもたちは誰?
- もの思う少女の心
- モデル
- 雨の日の色
- 雪の朝のよろこび
- 少女時代の記憶
- 後ろ姿
- Ⅲ 小説風エッセイ ある日のちひろ
- ふるさと
- アンデルセンへの旅
- 風の姿
- 水に遊ぶ
- 自画像から子ども像へ
- あとがき
- 収録画出典一覧
著者情報
いわさきちひろ
1918年、福井県生まれ。童画家として活躍。1974年原発性肝がんのため死去。代表作に『あめのひのおるすばん』(1968年、至光社)、『戦火のなかの子どもたち』(73年、岩崎書店)などがある。
松本猛
1951年生まれ。美術・絵本評論家、作家、横浜美術大学客員教授、ちひろ美術館常任顧問、美術評論家連盟会員、日本ペンクラブ会員。1977年にちひろ美術館・東京、97年に安曇野ちひろ美術館を設立。同館館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館館長、絵本学会会長を歴任。絵本作品に、『ふくしまからきた子』、『ふくしまからきた子 そつぎょう』(絵・松本春野、岩崎書店)、『白い馬』(絵・東山魁夷)、『りんご畑の12ヶ月』(絵・中武秀光、いずれも講談社)、『海底電車』(絵・松森清昭、童心社)などがある。