
「東洋のハリウッド」と呼ばれた古都・京都の太秦。その街の商店街に生まれ育った若い男女のラブストーリーを縦糸に、市井の人々の生活を横糸にして織りなす山田洋次監督の最新作。つまずきや喜びを包み込むように、創り出す人々のたおやかな心と生活の香りを醸し出した傑作を、「おとうと」に続いてノベライズでお届けします。
目次や構成
- この作品は松竹と立命館大学
- そして長い映画の歴史を誇る
- 京都太秦大映通り商店街の人たちが
- 映画再興の熱い思いを込めて描く
- ラブストーリーです
- 山田洋次
読者のこえ
- ・私の生まれが京都で、作品の舞台である太秦近くでしたから、子どもの頃の生活が思い出され、読んでいてなつかしくなりました。まわりの建物や生活様式が変わっても、人情はかわらないでほしいです。(40代、男性)
著者情報
山田洋次
1931年、大阪府生まれ。映画監督。芸術選奨文部大臣賞(1969年)菊池寛賞(1972年)勲四等旭日小綬章(2002年)文化功労者(2004年)アジア映画終身監督賞(2008年)などを受賞。主な映画作品は、シリーズ『男はつらいよ』全48作の他、『家族』『故郷』『同胞』『幸せの黄色いハンカチ』『息子』『学校』『たそがれ清兵衛』『母べえ』など多数。主な書籍も、『山田洋次作品集』(全8巻、1979〜80年、立風書房)『映画館がはねて』(1984年、講談社)『寅さんの教育論』(1982年、岩波書店)など。

京都太秦物語
定価1,320円
(本体1,200円)
2010年5月
佐々江智明
佐々江智明(ささえ・ともあき)映画助監督・脚本家。主な仕事に、『釣りバカ日誌イレブン』(2000年)、『サラリーマン専科・単身赴任』(1996年)、『サラリーマン専科』(1995)、『時の輝き』(1995)〔いずれも助監督〕。

京都太秦物語
定価1,320円
(本体1,200円)
2010年5月
阿部勉
1957年、仙台市生まれ。初監督作品『しあわせ家族計画』(1999年)で第33回ヒューストン国際映画祭ファミリーチルドレン部門金賞を受賞。

京都太秦物語
定価1,320円
(本体1,200円)
2010年5月
稲光宏子
1944年、大阪府生まれ。著書に『タケ子』(2006年、新日本出版社)、『ノベライズ おとうと』(共著、2009年、新日本出版社)がある。

京都太秦物語
定価1,320円
(本体1,200円)
2010年5月