
いま、見つめたい歴史、いのちの尊さ
アンネ・フランク
早乙女勝元=著
約150万人が無念の死をとげたアウシュビッツ。『アンネの日記』で知られる少女の隠れ家と家族を見守ったミープ夫妻に直接取材した「アンネ・フランク 隠れ家を守った人たち」。作者が現地を初めて訪れた時の気持ちと、なぜ虐殺が起きたのかを伝える「アウシュビッツと私」。いまの日本にもつながる作者渾身の2作品を収録。
著者情報
早乙女勝元
1932年東京生まれ。作家、東京大空襲・戦災資料センター名誉館長。主な近著書に『空襲被災者の一分』(2019年、本の泉社)、『徴用工の真実 強制連行から逃れて13年』(2019年、新日本出版社)『ナチス占領下の悲劇 プラハの子ども像』『その声を力に』『赤ちゃんと母の火の夜』(以上、2018年、新日本出版社)、『アンネ・フランク』(2017年、新日本出版社)、『螢の唄』(2016年、新潮文庫)、『もしも君に会わなかったら』(2014年、新日本出版社)、『わが母の歴史』(2014年、青風舎)、『東京空襲下の生活日録』(2013年、東京新聞)など多数。