
第二部第二篇である「資本の回転」最後の2つの章から始まり、第三篇の再生産論を経て、第三部第一篇の「剰余価値の利潤への転化」=資本家どうしの競争で利潤にどのような変化が起きるかの問題を取り上げる。「生産のための生産」の道をひた走れば走るほど「資本主義的生産様式の矛盾」を激化させる弁証法を示す第二部第二篇の「覚え書」にも論究。
著者情報
不破哲三
社会科学研究所所長。1930年生まれ。主な著書「北京の五日間」「私たちの日本改革論」「日本共産党と中国共産党の新しい関係」「二十一世紀と『科学の目』」「科学的社会主義を学ぶ」など多数。

『資本論』全三部を読む 新版 5
定価2,200円
(本体2,000円)
2022年7月