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思い出のちひろ ─二人で歩んだ日々─

いわさきちひろ=絵 松本善明=文

定価1,870円(本体1,700円)

出版年月
1988年6月
ISBNコード
978-4-406-01641-4
仕様
0071/ B5変型判(タテ20×ヨコ19)/ 106P
タグ
芸術・生活    文化・芸術・スポーツ   
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子どもと平和を愛した画家いわさきちひろは,55年の生涯を,“絵筆をもった共産党員”として生き抜いた人だった。仕事も性格も全く異なりながら,人生の目的を一致させ,深く信頼し合って歩み続けた亡き妻ちひろとの25年を思いをこめて語る。

目次や構成

もくじ

  • はじめに
  • I  "天才少女"との出逢い
    • 芸術家と政治家
    • 天才少女
    • 画家としての出発
    • 出逢い
    • 不幸な過去
  • II  結婚
    • 結婚の申し込み
    • 花の結婚式
    • 結婚生活の決意と約束
    • 冷飯草履と靴六足
    • ラーメンのつるし買い
  • III  妻・母・同志
    • 白骨への「新婚旅行」
    • 新しい生命の誕生
    • 我が家を襲ったスパイ
    • 私の立候補
    • ちひろの選挙応援
  • IV  丸木夫妻との別れ
    • ちひろの随筆
    • 丸木夫妻除名事件
    • 丸木夫妻との訣別
    • 歴史が明らかにしたもの
  • V  すれちがい夫婦の心のふれあい
    • スポーツ・ウーマン
    • 主婦としてのちひろ
    • 門前の小僧
    • すれちがい夫婦
    • 「パパはスーパーマン」
  • VI  ちひろの仕事と私の仕事
    • 政治革新の息吹のなかで
    • 若い人のための絵本
    • ベトナム侵略に反対して
  • VII  別離
    • 闘病
    • 無限の可能性
  • 収録画出典一覧
  • あとがき

著者情報

いわさきちひろ

1918年、福井県生まれ。童画家として活躍。1974年原発性肝がんのため死去。代表作に『あめのひのおるすばん』(1968年、至光社)、『戦火のなかの子どもたち』(73年、岩崎書店)などがある。

松本善明

1926年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1967年より日本共産党衆議院議員を通算11期勤める。現在、同党名誉役員。弁護士。主な著書に『ちひろとわたし』(新日本出版社、1978年)『思い出のちひろ』(新日本出版社、1988年)『妻ちひろの素顔』(講談社、2000年)などがある。