
友禅模様のように美しい鯉。村では鯉は重要な収入源だ。達夫も自分の鯉「クロ」をもっている。ある日、家にいとこのゆう子があずけられた。ふたりは山の池でクロを飼うことにした…。命あるものへの愛と感動を描く。他に「ぼたん」など4編。緑陰図書・芸術選奨文部大臣賞・野間児童文芸賞・サンケイ児童出版文化賞
著者情報
岩崎京子

鯉のいる村
定価1,602円
(本体1,456円)
1969年12月
東本つね

鯉のいる村
定価1,602円
(本体1,456円)
1969年12月
いわさきちひろ
1918年、福井県生まれ。童画家として活躍。1974年原発性肝がんのため死去。代表作に『あめのひのおるすばん』(1968年、至光社)、『戦火のなかの子どもたち』(73年、岩崎書店)などがある。