経済学、歴史観、未来社会論など、『資本論』の全貌を現代的に学ぶ手引きとして絶好の書となる第1冊目。講義の三大力点は、?全編の流れをつかむ、?「科学の目」の全体を語った書として読む、?『資本論』をその歴史のなかで読む。
目次や構成
- 〈講義 第1回〉
ゼミナールの出発にあたって / なぜ、『資本論』を学習の主題に選んだか / 私の『資本論』との出会いについて / マルクスは、『資本論』をどのように準備したか 他
第一部 資本の生産過程
- 〈講義 第2回〉
第一篇 商品と貨幣(上) / 第1章 商品 / 第2章 交換過程 / いくつかの補論 他
- 〈講義 第3回〉
第一篇 商品と貨幣(下) / 第3章 貨幣または商品流通 / 世界の通貨制度は、どう変わってきたか / 市場経済と社会主義の問題 / 〔補論〕レーニンと市場経済 他
著者情報
不破哲三
社会科学研究所所長。1930年生まれ。主な著書「北京の五日間」「私たちの日本改革論」「日本共産党と中国共産党の新しい関係」「二十一世紀と『科学の目』」「科学的社会主義を学ぶ」など多数。