
イスラム世界との新しい出会いの場となったチュニジア訪問のドキュメント。カルタゴ遺跡からイスラム中世の古都訪問、政権党大会に参加したアフリカ諸国との交流、歴史と世界観、テロ問題と国際政治など縦横に語り合う旧知のベンヤヒア外相との会談など、異なる文明の共存をめざす日本共産党外交の姿を発揮した日々が生き生きと記録される。
目次や構成
- まえがき
- 1 チュニジアからの招待状
- 2 ヨーロッパのこと、地中海のこと
- 3 熱暑のチュニスに到着して
- 4 "ホテル外交"のあれこれ
- 5 朝のレストランで(上)
- 6 朝のレストランで(下)
- 7 「大志」の大会(上)
- 8 「大志」の大会(中)
- 9 「大志」の大会(下)
- 10 ベンアリ大統領との対面
- 11 チュニジアの閣僚たちと対話でにぎわう
- 12 ベンヤヒア外相と歴史と文明を語る
- 13 バルドー博物館を訪ねる(上)
- 14 バルドー博物館を訪ねる(下)
- 15 カルタゴの二重の遺跡
- 16 カルタゴとマルクス、エンゲルス
- 17 聖地探訪と大展望と
- 18 "下町"が世界遺産になる
- 19 多国籍の外交活動をしめくくる
- 20 中国代表団との深夜の会談(上)
- 21 中国代表団との深夜の会談(下)
- 22 党大会の最終日
- 23 ベンヤヒア外相との会談(その1)
- 24 ベンヤヒア外相との会談(その2)
- 25 ベンヤヒア外相との会談(その3)
- 26 ベンヤヒア外相との会談(その4)
- 27 ベンヤヒア外相との会談(その5)
- 28 古都カイラワンの探訪(上)
- 29 古都カイラワンの探訪(中)
- 30 古都カイラワンの探訪(下)
- 31 空港での別れ
著者情報
不破哲三
社会科学研究所所長。1930年生まれ。主な著書「北京の五日間」「私たちの日本改革論」「日本共産党と中国共産党の新しい関係」「二十一世紀と『科学の目』」「科学的社会主義を学ぶ」など多数。