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レーニンの『国家と革命』の歴史的な総決算。マルクスが追求した革命路線を鮮明に描く

古典研究 議会の多数を得ての革命

不破哲三=著

定価1,540円(本体1,400円)

出版年月
2004年7月
ISBNコード
978-4-406-03095-3
仕様
0030/ A5判並製/ 252P
タグ
人文    科学的社会主義   
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選挙と多数者獲得を重視したマルクス、エンゲルスの革命論を、全著作にわたる解明で歴史的にあとづけた労作。レーニンのマルクス誤読を、その根源までついて是正する。著者の研究『レーニンと「資本論」』から、『国家と革命』と少数者革命論の批判とをぬきだして、二つの独自の論稿に仕上げた。

目次や構成

  • まえがき
  • 第一部 『国家と革命』を歴史的に読む
    • 英訳版へのまえがき
    • (一) 『国家と革命』の執筆への経過
    • (二) 『国家と革命』の理論的な組み立てとその核心
    • (三) レーニンの結論は、マルクス、エンゲルスの国家論と合致するか
    • (四) レーニンの強力革命必然論は、どこから生まれたか
    • (五) 「議会の多数をえての革命」
         − マルクス、エンゲルスの探究 −
    • (六) レーニンと議会主義
    • (七) 革命の平和的発展とレーニン
  • 第二部 多数者革命からの後退
          − 千渉戦争の時期の少数者革命論 −
    • (一) この問題意識はどのような過程をへて形成されたか
      • 一 国際的な政治論戦の展開とその諸局面
      • 二 ロシアの革命事情から見た問題意識の成熟
    • (二)少数者革命論 − その内容とその根拠づけ
      • 一 憲法制定議会の選挙結果の分析
      • 二 レーニンの新しい?革命論″
      • 三 エンゲルスの多数者革命論から見ると
      • 四 少数者革命論をヨーロッパの革命運動の指針に
    • (三)結び レーニンの理論活動の歴史のなかで

著者情報

不破哲三

社会科学研究所所長。1930年生まれ。主な著書「北京の五日間」「私たちの日本改革論」「日本共産党と中国共産党の新しい関係」「二十一世紀と『科学の目』」「科学的社会主義を学ぶ」など多数。