
いまなぜ「歴史から学ぶ」のか、総選挙を受けて書き下ろされた論稿(『はしがき』)を巻頭に三部構成。第Ⅰ部・党史から現代を考える二つの講演。第Ⅱ部・野呂を中心とした戦前の理論史。第Ⅲ部・戦争と領土拡大の歴史を政府・軍部の公的資料で追う。危機打開の指針は歴史の探究の中にあることを示す論集。
目次や構成
〔目次〕
- はしがき 「歴史から学ぶ」
- 第I部
- 日本共産党の90年をふりかえる
- 日本共産党史85年と党発展の現段階
- 宮本顕治同志への告別の挨拶
- 第II部
- 野呂栄太郎と『日本資本主義発達史講座』刊行80年
- 戦前の理論史と野呂栄太郎ーー1930年代に焦点を当てて
- 第III部
- 日本の戦争ーー領土拡張主義の歴史
著者情報
不破哲三
社会科学研究所所長。1930年生まれ。主な著書「北京の五日間」「私たちの日本改革論」「日本共産党と中国共産党の新しい関係」「二十一世紀と『科学の目』」「科学的社会主義を学ぶ」など多数。