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獄の内外を結ぶ百合子と夫・顕治の「十二年」。その稀有な軌跡に焦点をあてた論稿七編を収録した新編集版。自身が「文化野蛮」と名づけた苛烈な抑圧との闘争のなか、自身の弱点や未熟さにも正面から向き合い、革命的脱皮への不断の努力を通じて飛躍的発展を遂げた百合子の文学の真髄を解明する。
著者情報
不破哲三
社会科学研究所所長。1930年生まれ。主な著書「北京の五日間」「私たちの日本改革論」「日本共産党と中国共産党の新しい関係」「二十一世紀と『科学の目』」「科学的社会主義を学ぶ」など多数。
