
資本の運動を回転の流れのなかで究明する「第二篇」を新しい訳文、訳注で収録。多数の新訳注によって草稿との異同、エンゲルスの加筆個所を丹念に示す。「第16章 可変資本の回転」では、恐慌論についてのマルクスの「覚え書き」を『新メガ』から新たに訳出。マルクスの利用した諸資料、文献の紹介も増え、新版ならではの魅力があふれる。
目次や構成
目次
- 第二部 資本の流通過程
- 第2篇 資本の回転
- 第7章 回転時間と回転数
- 第8章 固定資本と流動資本
- 第9章 前貸資本の総回転。回転循環
- 第10章 固定資本と流動資本とにかんする諸学説。重農主義者たちとアダム・スミス
- 第11章 固定資本と流動資本とにかんする諸学説。リカードウ
- 第12章 労働期間
- 第13章 生産時間
- 第14章 通流時間
- 第15章 資本前貸しの大きさにおよぼす回転時間の影響
- 第16章 可変資本の回転
- 第17章 剰余価値の流通
著者情報
カール・マルクス
日本共産党中央委員会社会科学研究所