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千島問題と平和条約

不破哲三=著

定価880円(本体800円)

出版年月
1998年1月
ISBNコード
978-4-406-02571-3
仕様
0031/ A5ブックレット版/ 141P
タグ
社会    安保・外交・基地問題   
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日ロ平和交渉締結に向けた政府の交渉の論立てである「南千島は千島にあらず」ははたして世界に通用するのか? 千島列島をめぐる歴史,領土処理の国際的道理など,問題の核心に関わるすべてを解きあかし,対ロ領土交渉の道理と道筋を示す。

目次や構成

  • 領土交渉の問題点  ――スターリンの横暴の是正こそが最大の焦点
    • 領土交渉では日本側の論立てが問題
    • 「南千島は千島にあらず」という議論は世界では通用しない
    • 千島列島の取り上げこそ「法と正義の原則」に反するスターリンの横暴だった
  • 千島問題  ――その歴史と道理
    • 1  二つの国境条約
    • 2  ロシア側の記録は語る
    • 3  サンフランシスコ条約と戦後処理の原則
    • 4  千島放棄条項の廃棄は日本国民の正当な権利
    • 5  「千島列島」の範囲について
    • 6  「南千島は千島にあらず」
    • 7  領土問題での現状打開と解決の道
  • 日ソ領土交渉にあたっての提言(四つの提言)
  • 日ソ交渉史と「四つの提言」
    • 日ソ交渉を前にした両国政府の状況
    • 1955~56年の日ソ交渉の経過と教訓
    • 日本共産党の領土交渉の経過から
    • 「四つの提言」をなぜおこなったか
  • 領土問題の討論についての意見と感想
    • 千島放棄条項の廃棄問題をめぐって
    • 千島列島の歴史をめぐって
    • ヤルタ会議とヤルタ協定の問題
    • ソ連の安全保障の問題とのかかわり
    • ソ連国内法による編入措置の問題
    • 「あいまいな取り引き」の危険の問題
    • 二島返還と中間条約の問題
    • 領土問題の最終的解決とは何か

著者情報

不破哲三

社会科学研究所所長。1930年生まれ。主な著書「北京の五日間」「私たちの日本改革論」「日本共産党と中国共産党の新しい関係」「二十一世紀と『科学の目』」「科学的社会主義を学ぶ」など多数。